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内窓に防音効果はない?宇都宮の一級建築士が実例をもとに検証

二重窓で静かな安眠比較

「二重窓(内窓)をつけても防音効果はない」という声を目にして、設置をためらっていませんか。

宇都宮で実際に車の走行音を気にされていたお客様の事例をもとに、一級建築士の視点で、内窓の防音効果の実際と、効果を左右するポイントを検証します。

作成者 藤澤 悟(株式会社SATORU建築設計事務所 代表/一級建築士・省エネ建築診断士・住宅省エネルギー技術者) プロフィール

作成日 2026年10月11日 最終更新日 2026年10月11日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約6分

内窓(二重窓)に防音効果はないって本当?

防音効果が「ない」と感じられる場合の多くは、ガラスの組み合わせや施工の気密性が十分でないことが原因です。既存窓との間に空気の層をつくる内窓の構造そのものは、音を伝わりにくくする方向に働きます。

音は空気の振動として伝わります。窓が1枚(単板ガラス)で、サッシとの隙間が大きいほど、外の音はそのまま室内に伝わりやすくなります。内窓を設置すると、既存窓との間にできる空気の層が、この振動の伝わり方をやわらげます。

単板ガラスのアルミサッシは外の音が伝わりやすく、内窓を設置すると空気の層ができて音が伝わりにくくなることを示す図 図1 単板ガラスの窓と内窓設置後の音の伝わり方のちがい 単板ガラス+アルミサッシ 内窓(インプラス)設置後 外の音がそのまま伝わりやすい サッシの隙間から音が入り込む 車の走行音・話し声などが響きやすい 既存窓との間に空気の層ができる 音の振動が伝わりにくくなる 静かな室内環境が期待できます 空気の層が、外の音の振動を室内側に直接伝えにくくします。 効果の出方は音の種類・施工の気密性・住宅の条件によって異なります。すべての音を遮断するものではありません。 出典:マドラク工房 施工事例ページ(2026年10月確認)

放っておくと夜間の騒音が慢性的なストレスになることも

外の音が気になって眠りが浅い状態が続くと、日中の集中力や体調にも影響が出ることがあります。「そのうち慣れるだろう」と我慢を続けるより、早めに原因を整理しておくほうが、暮らしの負担は小さく済みます。

マドラク工房の施工事例では、寝室を兼ねた部屋で夜になると家の前を通る車の走行音が気になり、なかなか深く眠れないというお悩みをあわせて伺ったケースがあります。この事例では、結露の悩みとあわせてLIXIL「インプラス」による内窓の設置をご提案しました。

出典:マドラク工房 施工事例「結露と騒音を断熱診断で解決」(宇都宮市・戸建、2026年4月掲載)の内容をもとに要約。

静かな夜を取り戻すしくみ

内窓は、既存の窓との間に空気の層をつくることで、外の音の振動が室内側のガラス面まで直接伝わるのをやわらげます。暑さ・寒さ対策として知られる内窓ですが、同じ空気の層のしくみが防音にも働く点は、見落とされやすいポイントです。

我が家の窓は音の悩みが出やすい状態?

当てはまる項目が多いほど、窓まわりの音が気になりやすい条件が重なっている可能性があります。下のチェックで、ご自宅の状態を整理してみてください。

気になる項目があれば、次の章で内窓による対策を解説します。個人情報の入力はありません。

窓まわりの音のセルフチェック(7項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数 読み取り方
0〜2個 音の悩みは比較的小さい状態です。今の使い方を続けながら、気になったときに窓の仕様を見直せば十分です。
3〜4個 窓まわりに音が伝わりやすい条件が重なっている可能性があります。まずガラスが1枚か2枚かを確かめてみてください。
5個以上 音が気になりやすい条件がそろっている状態です。内窓の設置で、静かな室内環境が期待できます。現地で見てもらう価値があります。

内窓で防音効果を得るにはどうすればいい?

内窓(インプラス)を気密に設置し、既存窓との間に空気の層をつくることで、音の伝わり方をやわらげる効果が期待できます。ガラスの組み合わせや施工の精度によって、効果の出方は変わります。

もし窓が1枚ガラスのアルミサッシで隙間も気になるなら、まず内窓の設置を検討する価値があります。もし内窓をすでに設置していて効果が感じられない場合は、施工の気密性やガラスの仕様を見直す必要があります。

ガラスの組み合わせで防音効果に差が出る

内窓のガラスには複数の種類があり、厚みや構成によって音の伝わり方への効果が変わるといわれています。どのガラスが適しているかは、気になっている音の種類や窓の設置場所によっても異なるため、現地で状況を確認したうえでご提案します。

また、内窓と既存窓のあいだの空気層の厚みも、効果を左右する要素のひとつです。厚みが十分に取れない窓枠の形状もあるため、採寸の段階で確認しておくと、仕上がりのイメージとのずれを防げます。「内窓をつけたのに思ったほど静かにならなかった」という声の多くは、こうした事前確認の不足が関係しています。

項目 単板ガラス(内窓なし) 内窓設置後
外の音の伝わりやすさ 直接伝わりやすい 空気の層でやわらぐ
隙間からの音漏れ 出やすい 気密な施工で軽減が期待できます
断熱・結露への効果 期待しにくい あわせて期待できます

実質48,000円で防音・断熱・結露まで一度に解決

マドラク工房の価格例では、リビングや寝室の一般的な窓(間口1.8m×高さ1.0m)にLIXILインプラスを設置した場合、通常金額9.2万円に対し、先進的窓リノベ2026事業の補助金4.4万円を適用すると、実質負担は48,000円になります。防音だけを目的にした特別な製品ではなく、断熱・結露対策と同じ内窓で効果が期待できる点がポイントです。

先進的窓リノベ2026事業は環境省が実施する国の制度で、交付には要件・審査があり、予算上限に達し次第終了します。本記事は受給を保証するものではありません。制度の詳細は現地確認時にあわせてご案内します。

内窓設置前は夜間の走行音が気になる状態から、設置後は静かに眠れる状態に変化するイメージを示す図 図2 内窓設置による音の感じ方の変化(イメージ) 音が気になる 静かに眠れる 空気の層が、外の音が室内に伝わる量を減らします。 効果の感じ方は音の種類・施工の気密性・住宅の条件により異なります。すべての音を遮断するものではありません。 出典:マドラク工房 施工事例ページ(2026年10月確認) 現地で音の悩みを確認し、製品を選び、気密に施工して仕上がりを確認するまでの4段階を示す図 図3 内窓で防音対策を進めるときの流れ STEP 1 現地で確認 気になる音の種類と 窓の仕様を確認 STEP 2 製品を選ぶ インプラスなど 対象製品かを確認 STEP 3 気密に施工 隙間なく 取り付け STEP 4 仕上がりを確認 音の感じ方の 変化を確認 現地確認から施工まで、一級建築士が窓の状態に合わせてご提案します。 効果の出方は住宅の条件により異なります。 出典:マドラク工房 施工事例ページ(2026年10月確認)

出典:マドラク工房「今使える補助金一覧」(https://mado-raku.com/subsidy/)および施工事例「結露と騒音を断熱診断で解決」(2026年10月確認)。

内窓の防音について、よくあるご質問は?

ご相談でよくいただく質問をまとめました。住宅の条件によって答えが変わる部分は、その旨を添えています。

二重窓(内窓)に防音効果はないという声を見ました。本当ですか?
効果の出方は、ガラスの組み合わせや施工の気密性によって変わります。マドラク工房の施工事例では、車の走行音を気にされていたお客様が内窓の設置を選ばれています。すべての音を遮断するものではありませんが、空気の層による効果は期待できます。インターネット上の「効果なし」という声は、施工の気密性が十分でなかったケースを指している場合もあるため、個別の状況をうかがったうえでお答えするのが確実です。

内窓はどんな音に効果がありますか?
車の走行音や人の声など、空気を伝わる音には効果が期待しやすいといわれています。一方で、床や壁を伝わる振動のような音は、窓の対策だけでは限界があります。気になる音の種類によって、ご提案する内容も変わります。

補助金は防音目的でも使えますか?
先進的窓リノベ2026事業(環境省)は住宅の断熱化を目的にした制度のため、対象になるのは断熱性能の基準を満たす内窓です。交付には要件・審査があり、予算上限に達し次第終了するため、受給を保証するものではありません。防音とあわせて断熱も進める形で対象になるかどうかは、現地確認のうえでご案内します。

工事中、部屋は使えなくなりますか?
工事の範囲と内容によって異なります。内窓は既存窓の内側に取り付ける工法のため大掛かりな解体は伴いませんが、具体的な所要時間は現地を確認したうえでお伝えします。

宇都宮市以外でも相談できますか?
宇都宮市を中心に栃木県内で対応しています。その他周辺エリアもご希望があればご相談ください。対応可否は地域によって異なるため、まずはお気軽にお問い合わせください。

相談の前に、何を見ておけばよいですか?

まず確認したいのは、気になっている音の種類と、ご自宅の窓の仕様です。車の走行音か、人の声か、それとも振動のような音かによって、ご提案する内容も変わります。

前の章のセルフチェックで当てはまった項目があれば、そのまま相談時にお伝えいただくと話が早く進みます。

まずは無料相談で窓の状態を見てもらう

一級建築士が現地で窓の仕様と音の状況を確認し、防音・断熱の両面からご提案します。ご相談・お見積りは無料です。

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